息子は小さいころから、こだわりが強かったり、ゼロか100か、白か黒かハッキリさせることにこだわったりと、決して育てやすい子ではありませんでした。
5歳の健診の時には(住んでいた自治体で任意であったので)発達の相談をしたこともあります。
特に診断はつきませんでしたが、小学校に入学して集団生活をしていくのに親としては不安だらけでした。
そんな息子が小学生になり、些細なことも許すことができずお友だちとうまくいかないことがあったりする中で出会った言葉があり、それを部屋に貼っていつでも見れるようにしたところ、少しずつですがこだわりを手放しているように感じたのでご紹介します。
X(旧Twitter)で見つけた こだわりを手放す言葉5つ
子育てママさんアカウントをフォローしているので、よく発達のことや学校のことが流れてくる中で、おすすめで目に止まったのが「こだわりを手放す5つのことば」でした。
特に息子は「絶対に〇〇じゃなきゃダメ!!!」というくらいこだわりが強く、それを自分以外の人にも強いることがあって、このままではクラスで孤立してしまうのでは・・・と心配でした。
また難しいのが、主張は正しい時。
でも、正しさだけでは人付き合いもできないし、臨機応変に対応していけるようになるにはどうしたらいいのかと悩んでいた時に「こだわりを手放す5つのことば」に出会いました。
ポストを保存したつもりができておらず、記憶を元にわたしが絵を書いて、子どもたちの机の前に貼ってあるので、いつでも目に止まるようになっています。
今回の画像はその記憶を元に書いた絵に似せて作ったものなので参考にしていただけると幸いです。
しょうがない
しょうがないこと、思い通りにいかないこと、ありますよね。
友だちと悪気はないけど約束通りにいかなかった、事情があって楽しみにしていたことが延期になってしまった・・・
そんな時に「しょうがないよね」
と思えたらどんなにいいか息子と一緒に考えました。
ずっと変えられない現実にこだわってモヤモヤイライラするのか、「しょうがない」と割り切って次に進むのか。
子どもも、頭ではわかっているので、具体例と合わせて話すとすんなり受けいれていました。
まぁ、いっか
「まぁ、いっか」
これが我が子は1番効果があるように感じています。
おやつの取り合い(中身は同じなのにパッケージで取り合う)や、YouTubeを見る順番争いなどなど。
日々のきょうだいゲンカで「どっちも同じ!!!」と言いたくなるシーンで、息子が「まぁ、いっか」と譲れるようになりました。
おそらく、学校でも「まぁ、いっか」ができる回数が増えたのか、帰ってきてから文句を言うことも減り、その代わりにお友だちとの楽しいやり取りの話をしてくれることが増えました。
いつも譲ってばかりだと不満も溜まってしまうので、きょうだいゲンカは調整はするようにしていますが、今まで頑固者だった息子が柔らかくなったように感じています。
だいたいこんなもん
これはまだ息子には難しくて、大好きなお絵描きなんかは思い通りに書けないとむしゃくしゃしています。
でも、それはそれで理想が頭の中に出来上がっているからこそ、思い通り描けない歯痒さなんだろうと思って見守っています。
ただ今後は、完成度にこだわり過ぎると先に進めないシーンも出てくると思うので、その時には「だいたいこんなもん」で大丈夫なんだよ、と教えてあげたいです。
とりあえずやってみよう
息子は全体が見え過ぎて、フットワークが重いのがネックでした。
漢字の宿題も「今日は○文字で画数が○画だから〇〇画書かなきゃいけない!そんなの無理!」と、取り掛かる前にごねる日々。
この「とりあえずやってみよう」を知ってから、少しだけ取り組むまでの時間が短くなったように思います。
(余計なことは考えずに)とりあえず1つ書いてみよう、とりあえず机に向かってドリルを開こう、と意識しているように感じます。
また、大きくなってからも「とりあえずやってみよう」と、トライ&エラーを繰り返しながら、経験を積んでくれたらいいなぁと思います。
なんとかなるさ
失敗したくない気持ちが強く、チャレンジするまで腰が重い息子。
失敗しても大丈夫、失敗ば成功の種(子どもがどこかから聞いてきた言い回し)と頭ではわかっていても、成功するとわかっていないと動かない。
「失敗しても、うまくいかなくても、なんとかなるよ」
わたしの失敗談を話して「でも(失敗したけど)今幸せだよ、なんとかなるんだよ」と伝えると、ほんの少しですが、気持ちが軽くなったみたいです。
失敗しても、しなやかに立ち上がって前に進んでくれるといいなぁと思いながら見守っています。
こだわりを手放す5つのことば まとめ
自己主張ができるのは良いことなのですが、こだわりが強く、頑固者、お友だちとうまくやっていけるのか心配だった息子が、この5つのことばに出会って、少しずつですが、柔らかくなってきたのでご紹介しました。
無理に押さえつけるのではなく、自ら「(こだわりを)手放そうと思う」ことが大事なのかな、と思います。
子どものための「こだわりを手放す5つのことば」として紹介しましたが、実は大人にも大切な5つのことばだなーと思いました。
子育てしていると、ついつい厳しくしてしまいますが、「しょうがない」「まぁ、いっか」「だいたいこんなもん」「とりあえずやってみよう」「なんとかなるさ」は、ガミガミ言いたくなった時に思い出して、子どもを尊重する子育てをしていきたいと思います。